一着目の紺ジャケットから半年経ってのミーティング、その後の着心地と新たなトラウザーズ案のヒアリングも兼ねて。次回スーツへの貴重な布石となります。
SUMMER SUITINGS
65% wool& 35% kidmohair, 240g/m
EDWIN WOODHOUSE Made in England
Gentleman who wear summer 3-piece suiting in 2015.
Contributor Mr. FUJII
Q1,
キッドモヘアー混紡のスーツ生地をお選び頂きました。一着目と性質が様変わりです。赤銅色と言いますか、赤みを帯びた薄茶色に乾いた光沢の取り合わせが独特。実際に仕立て上がった印象はいかがでしたか?A1,
夏物でこれまでよく着ていたのがコットンだったので、パリッとした仕上がりに驚きました。
普段のコットンのクタッとしたリラックスした感じとは違いました。
Q2,
昨今スーツ生地で、茶系やベージュ系は希少の一途。
しかし二着目三着目の発展形として、ご自身の趣味性がスーツスタイルにも反映されていらっしゃいますね。お顔立ちの印象や肌の色にもよくお似合いです。TPOで紺やグレー系のスーツとどのように着分けていらっしゃいますか?A2,
普段内勤をしている私としては、紺やグレーは堅苦しいイメージがあり、自分がそういったスーツを着ていくシーンをあまり想像出来ませんでした。正直、茶系、ベージュ系を着ていく機会もそうは多くないのですが、食事会や音楽会など気分転換を兼ねて着ていく、あるいは会合などでもあまり堅苦しくならないようなイメージでお願いしました。靴好きの私としては、茶靴から集めていって最後は黒靴と紺のスーツに行き着くといった感じです。
Q3,
普段お召しの「着込んでなじませる」厚手の生地とは、対極の関係。そこを考慮した上でのフィットバランス調整でした。サマースーツらしく、風にそよぐ涼しげな陰影が理想です。仕立て上がりから2年が過ぎ、その後のご感想はいかがでしょうか?A3,
薄く軽い着心地にも、パリッとしていて背筋がピンとなる感じでした。いい姿勢で会食や音楽会に臨めます。
この光沢を生かす場、機会がまだ少なく残念ですが、持っていれば少しずつ着ていくシーンもあると思います。